【社会福祉法人 恵洋会 睦沢園】Webで施設見学

職員定着率の高い職場には、さまざまな働きやすさが整っていそうですよね。千葉県長生郡にある特養「睦沢園」は、地域からも職員からも長く愛され続けていて、勤続10年以上のスタッフがたくさん活躍しているそうです。2024年春に大規模なリニューアル工事が完了し、より魅力的な施設へ進化を遂げたそうなので、さっそく見学に行ってきます！

「睦沢園」へのアクセスは、「上総一宮駅」から車で約10分。駅から離れた立地なので車通勤者が多く、敷地内には無料駐車場が完備されています。玄関では、鈴木事務統括が笑顔で迎えてくれました。「ようこそ！私は当施設の立ち上げから勤務していて、今年で入職28年目を迎えました。リニューアル工事が完了したばかりできれいなハード面が整っているので、今日はゆっくり見学していってくださいね」。

玄関を入る前に、目の前の遊歩道を案内していただきました。周辺は自然が豊かで癒されますね。「そうなんです。こちらの遊歩道はお散歩にぴったりで、休憩時間になるとウォーキングを楽しむスタッフもいます。ここ最近は新型コロナの感染状況が落ち着いてきたので、以前のように利用者様の外出行事も再開していきたいなと考えているんですよ」と、事務統括。

施設に入り、入所フロアを見学しました。家庭的な雰囲気で、床や壁の色も素敵ですね。「ありがとうございます。2024年春に完了したリニューアル工事では、外壁・内装デザイン・居室・廊下など、いろいろな部分を改修してより魅力的な施設になりました。また、リニューアルを機に介護記録ソフトや見守り支援システムなどの最新技術も導入し、業務の効率化や負担軽減も実現しています」。

つづいて、居室へ。「全てのベッドには、入居者様の夜間の状況をリアルタイムで把握できる『眠りSCAN』を設置しています。センサーシートをベッドに敷くだけで、睡眠中の呼吸や心拍などを測定し、スタッフは連携するパソコン画面から確認できるため、人手の少ない夜勤時の安心・安全につながっているんです」。眠りSCANは介護記録ソフトとも連携していて、データを残しておける点も魅力とのこと。

スタッフステーションでは、多職種カンファレンスが行われていました。職種間の意見交換が活発ですね。「ええ、部署の垣根がなく、風通しの良い人間関係が築かれていることも当施設の自慢で、職員定着率の高さにつながっています。他職種とも気兼ねなく会話ができる関係なので、利用者様の情報共有がしやすく、その人らしさを大切にしたケアを提供できています」と、皆さん。それは素晴らしいですね。

つづいて、新人介護スタッフさんへの指導の様子を見学しました。「無資格・未経験の方も着実に成長していけるように、入職から約3カ月間を研修期間とし、こんなふうに専属の教育担当者がマンツーマンのOJTを行っています。介護部門には面倒見の良いベテランスタッフが多く、教育担当以外の先輩にも質問しやすい雰囲気なので安心してくださいね」と、事務統括。

「こちらの介護スタッフは、介護福祉士の資格を目指しています」と、紹介してくれました。資格を取得する際、職場のサポートはありますか？「はい。研修日程に合わせてシフトを組んでもらえるだけでなく、研修費・交通費・受験費などを施設が全額負担してくれるため、経済的にとても助かります。来年度には、私を含めて3名のスタッフが介護福祉士の国家試験に挑戦する予定です」と、介護スタッフさん。サポートが手厚いですね。

お次は、教育担当のケアマネージャーさんが年間研修計画を見せてくれました。「当施設では、幅広いテーマの施設内研修を月1回以上開催し、多職種が参加しています。また、個々が興味のある外部研修への参加も促し、業務貢献につながる内容であれば研修費用を施設が負担し、学びたい気持ちを応援しているんですよ」と、ケアマネージャーさん。実力や頑張りを給与に反映する評価制度も整っているのだとか。

つづいて、ママさん介護スタッフさんを紹介してくれました。仕事と子育ての両立は順調ですか？「はい。当施設のスタッフは約9割が女性で、家庭を持つ方が多いため、残業が発生しないように協力し合う雰囲気があり、子どもの急な体調不良によるお休みにも理解があります。男性スタッフの育休取得実績もあるので、パパさんの入職も増えてくれたら嬉しいです」と、ママさん介護スタッフさん。

つづいて、シフト管理をする介護主任さんにお会いしました。お休みの希望は通りますか？「ええ、月3回まで申請できる希望休はほぼ100％通しています。当施設は公休が年間120日以上あるほか、有休もしっかり消化できるので、旅行が趣味というスタッフも多いです。また、外国籍のスタッフも数名活躍しているので、年に一度は母国に帰国できるように長期休暇の相談にも乗っています」と、介護主任さん。

最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。どんな仲間を歓迎していますか？「チームワークが良い職場なので、和を大切にできる方がいいですね。介護を学んでいきたい気持ちがあれば、年齢や資格の有無は不問で、将来は管理職として活躍したい方も大歓迎！各種手当や退職金制度なども整え、結婚・出産後も、年齢を重ねてもいきいきと活躍できる環境を用意しています」と、皆さん。魅力的な職場ですね！今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。地域からも職員からも長く愛されている特養、いかがでしたか。

介護業界は職員の入れ替わりが多い印象もありましたが、施設のオープンから活躍する鈴木事務統括をはじめ、勤続10年以上というスタッフがたくさん活躍していて驚きました。教育や資格取得支援が充実しているため、無資格・未経験で入職後、働きながら資格取得を目指す方が多いそうです。

――働きやすさはどうでしたか？

休暇制度が充実していて、とても働きやすい環境です。2024年春に完了したリニューアル工事をきっかけに、Wi-Fi環境が整い、ナースコール連動型のスマホを導入したり、介護記録ソフトを活用したりと、業務の効率化や負担軽減に努めています。

――では、ここはちょっと、というところは？

リニューアルを行っていないスペースもあるため、レトロなハード面が気になる方もいるかもしれません。ただ、今後も随時改修工事を図っていく方針で、近いうちに食堂のリニューアルを計画中とのこと。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

介護福祉士資格を持つ方や、勤続年数の長いスタッフのモチベーション向上のために、処遇改善手当も充実させているとのこと。また、関連法人も含めて活躍の場が多くあるため、ステップアップに向けた異動の希望を出すことも可能だそうですよ。